「あなたの長所と短所をおしえてください」
あなたの性格や特性を客観的に説明してもらおう、という質問です。
「あなたの自己紹介をしてください。」よりも客観的な分析と説明能力が求められます。あなたの良いところだけではなく「短所」も聞いているところがポイントです。
回答の流れとポイントとしては、
- 分析を端的に説明
自分の長所と短所を端的にわかりやすく説明。
★長所は得てして短所も含んでいることがあります、いわば裏表の関係です。 - 具体的な理由・エピソードを紹介
面接官の理解を深めるための具体的なエピソードを紹介し、納得してもらう。 - 長所・短所をどう発展・解消させていくのか
長所はどう生かし、短所はどう解消していこうとしているのかを説明します。
となります。
回答例(1)
[端的な分析結果の説明]私の長所は、何事にも集中して取り組むことが出来ることです。短所は、集中しすぎて、他のことが手につかなくなることがあることです。
[具体的なエピソード]学生時代、1回生の期末試験で、経済史の論文の課題があったのですが、調べ物をするうちに、まだまだ勉強したり無いところに気づいただけではなく、とても面白い歴史があることに関心を持ったので、試験範囲とは関係ないような分野にまで調査の範囲を調べてしまいました。結果として、論文はすごくよいものを仕上げることができ、教官からはA判定をいただいたのですが、他の課題やテストの時間が削られてしまったので、なんとか単位をもらえたものの散々でした。好きなことだけに時間を使うのではなく、やるべきことにしかるべき時間も割り振る自制や計画性が必要だと深く思い知らされました。
[どう長所を発展・短所を解消]それ以降は、集中する前に、取り組むべき課題を予め棚卸しし、全体の優先順位や時間配分や検討範囲を明確にし、必要以上に時間をかけ過ぎたりしないように計画建てて勉強するようにしています。